企業の節税対策・エネルギー投資サービス
従来の系統用蓄電池は、1蓄電所あたりの購入費用が高額であるため、導入を検討しても資金面で断念してしまうケースが多くありました。しかし、分譲型系統用蓄電池での販売をすることで費用を抑えたパッケージを実現しました。
分譲型系統用蓄電池は、1つの蓄電所を複数区画・ユニットに分けて販売することで、1ユニットあたりの購入費用を大幅に低減したサービスです。
従来の系統用蓄電池の蓄電所は10億円弱の投資が必要でしたが、分譲型であれば2千万円程度からの費用で導入が可能になりました。
これは、分譲マンションの1室を購入するか、1棟まるごと購入するかのようなイメージです。1ユニット単位で購入すれば、より多くの人が購入しやすくなり、系統用蓄電池への参入が大きく低くなります。
分譲型系統用蓄電池のメリットは、以下の通りです。
初期投資を抑えられる:数千万円程度からの初期費用で導入が可能
小口化で参入しやすい:少額から投資できるため、多くの人が参加しやすい
環境貢献:再生可能エネルギーの有効活用と電力系統の安定化に貢献
節税効果:高額商材のため消費税還付などの節税効果がある
一方、デメリットとしては、以下の点が挙げられます。
工事開始までに時間がかかる:全ユニットの募集期間が必要
売電が難しい:系統用蓄電池全体での売電となるため、個別での売り先の指定ができない
しかし、これらのデメリットを考慮しても、分譲型系統用蓄電池は、環境貢献と節税効果を期待できる魅力的な投資機会と言えるでしょう。
2022年4月に行われた電力関連法の改正により、蓄電池を使った市場取引が解禁されました。これにより、新しいエネルギービジネスがスタートしました。 2024年現在、蓄電池を活用したエネルギービジネスは大きな注目を集めています。特に、系統用大規模蓄電池は、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、その重要性が高まっています。 系統用大規模蓄電池は、電力系統の安定化や、再生可能エネルギーの出力変動への対応に役立ちます。また、電力需給調整の高度化や、災害時の電力供給の確保にも貢献しています。
電力価格の上昇と太陽光発電の拡大に伴い、
アービトラージ(価格差利益)が発生しています!
電力価格の上昇と太陽光発電の増加により、価格の差(アービトラージ)が生じています。昼間の電力価格は比較的低く、一方で夕方の価格は非常に高くなります。この価格差を利用するために、系統用蓄電池は昼間の安い電力を蓄積し、夕方の高価な時間帯にそれを供給します。これにより、ビジネスが成り立ちます。
2023年5月5日にJEPX(日本卸電力取引所)で取引された電気料金単価の推移を示すグラフを見ると、8時から13時半までの間は単価が「0.01円/kWh」で推移していました。しかし、夕方になると単価は上昇し、18時頃には「16.62円/kWh」まで上昇しました。この差は「1662倍」に相当します。つまり、この「0.01円/kWh」のタイミングで電気を購入して蓄電しておき、単価が高くなったときに放電または売電することで、大きな利益を得ることができると言えます。
仮に、3MW(3,000kW)の電気を例にしてみると、 「0.01円/kWh」のときに「30円」で購入しておき 「16.62円/kWh」のときに売ると「49,860円」になり、 差額の「49,830円」の利益が得られることになります。
系統用蓄電池の導入は、国内外で着実に進行しています。これらの蓄電池は、主に再生可能エネルギーの発電量の変動に対応し、電力供給の安定化を目指す装置です。この技術は、世界中で注目を集めており、例えばアメリカ・カリフォルニア州では、2022年7月時点で約316万kWの系統用蓄電池が稼働しています。
日本でも、2022年以降、系統用蓄電池の導入が活発化しています。特に北海道では、再生可能エネルギーの導入が進展しており、太陽光発電や風力発電などの導入量が272万kWに達しています。これに伴い、系統用蓄電池への申し込みも急増し、2022年7月末時点での累積申込件数は61件、累積申込量は約160万kWに達しています。
企業もまた、系統用蓄電池の導入に積極的に取り組んでいます。例えば、九州電力、NTTアノードエナジー、三菱商事が協力して設置を検討し始めており、関西電力とオリックスは和歌山県内に113MWの系統用蓄電池を設置する計画を公表しています。さらに、国や地方自治体も系統用蓄電池の導入を支援するための施策を展開しており、これにより今後の導入拡大が期待されています。
系統用蓄電池は、電力ネットワークや再生可能エネルギー発電所に接続されるエネルギー貯蔵装置を指します。これらのバッテリーは、電力ネットワークの安定化を支援するために活用されます。一般的な蓄電池が需要地点で設置され、電力需要に応じて充電と放電を行うのに対し、系統用蓄電池は電力ネットワークに直接組み込まれ、主に電力供給の安定化を目的としています。
系統用蓄電池は、気象条件などによる再生可能エネルギーの発電量の変動に対応するために、特に重要な役割を果たします。2021年10月に決定された「第6次エネルギー基本計画」では、2030年までのエネルギー政策の方向性が示されています。この計画では、再生可能エネルギーの利用拡大に向けた具体的な施策が明示されています。その中でも、「系統用蓄電池の電気事業法における位置づけの明確化」が特に重視されています。
系統用蓄電池の導入は、再生可能エネルギーの出力管理を改善し、電力市場価格を抑制するために期待されています。太陽光発電は通常朝から夕方にかけて発電量がピークに達しますが、その発電量が需要を超える場合、余剰な電力は廃棄されてきました。しかし、系統用蓄電池を使用することで、余剰な電力を貯蔵し、需要が増加する時間帯にそれを供給できるようになります。このように、電力の有効利用が可能となり、同時に環境への貢献も実現します。さらに、電気の価格は発電量が高い時期にほぼ一定しているため、通常の投資と同じように、安い時に購入して高い時に売ることができる投資商材としても注目されています。
前述の通り、価格が安い時間帯に購入した電気を高い時間帯に売ることでその差分で利益を得ることができます。
系統用蓄電池は、電力の需要と供給のバランスを調整し、ピーク時の需要ピークカットに寄与します。ピーク時に電力需要が急増すると、蓄電池から蓄えた電力を放出して需要をサポートすることができます。これにより、発電設備の拡張や追加投資を抑え、電力供給の安定性を向上させることができます。
系統用蓄電池は、災害や緊急事態時においてバックアップ電源として機能します。従来の発電設備がダウンしたり、電力供給が途絶えた際に、蓄電池から供給される電力によって、重要な施設やサービスの稼働を維持できます。これは、停電時における信頼性向上や、重要な施設(病院、通信設備など)の運用を継続可能にする点で重要です。
系統用蓄電池は大容量かつ高性能なものが必要であり、設置費用や蓄電池の価格など、導入コストの負担があることが考えられます。
蓄電池は時間とともに劣化し、性能が低下します。また、適切なメンテナンスが必要であり、定期的な点検やバッテリーの交換、システムのアップグレードなどにかかるメンテナンスコストも考慮する必要があります。これらの寿命とメンテナンスに伴うコストは、導入コスト以外にも企業や組織に負担をかける要因となります。
電気料金単価は日時によって変動するため、系統用蓄電池を活用して利益を得るためには適切なタイミングで電気を購入・売却する必要があります。しかし、将来の価格変動を正確に予測することは難しいため、投資の見通しを立てるのが難しい側面があります。
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